EVENTS
OVERVIEWこんなイベント
◆テーマ:総括討論「21世紀の地球基準Base of the Planetを求めて」
200万年ほど前の「大脳化」に始まり、「農耕革命」「都市革命」「科学革命」など人類の飛躍はいつも気候変動など“危機”の時代になされました。想定外の大きな変動や制約へのクリエイティブな対処を通じて、「人間」という概念や文明のOSをバージョンチェンジしてゆく−−−現代もその新たな次のジャンプの時なのでしょう。
むろん人口規模や社会の複雑さ、遠隔地の資源・エネルギーへの依存度など、これまでの危機に比べて現代の私たちの脆弱性は比較にならない。でも自らの影響力や脆弱性も含めて、惑星規模の「自己認識」を持つに至った人類の知的リープは、これまでの惑星の生命進化史でも特筆すべき段階といえます。
そんな地球の新たな循環系・感覚神経系ともなりつつある、人類の「未開の未来」を展望したいと思います。
◆触れる地球ミュージアム 共催イベント「未開の未来」
7月末~10月末にかけて、当財団の評議員である竹村真一氏のチームが企画する「丸の内・触れる地球ミュージアム」が、丸の内行幸通りという地下通路にオープンしています。
全長220m にもおよぶ通路空間に「海・森・生物多様性」「防災・減災・レジリエンス」「未来技術」等をテーマにした演出がなされ、期間中は子ども向けから大人向けまで様々なイベントが開催されています。
Next Wisdom Foundationは、8月末から毎週水曜日の夜に開催する全9回のイベント、ソーシャルデザイン・ワークショップ「未開の未来」を特別共催!
触れる地球ミュージアム主宰の竹村氏がモデレーターとして登壇し、毎回多彩なゲストを招いて想像力の飛距離を思い切り伸ばして未来を語り合うトークセッションイベントです。
GUEST
【ゲスト】
京都造形芸術大学教授、触れる地球ミュージアム主宰、当財団評議員
竹村真一氏
地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。「触れる地球」(2005年グッドデザイン賞・金賞、2013年キッズデザイン賞 最優秀賞・内閣総理大臣賞、2008年G8北海道洞爺湖サミットや2016年G7伊勢志摩サミットで展示)や「100万人のキャンドルナイト」、「Water展」「コメ展」(21_21 DESIGN SIGHT)などを企画・制作。東日本大震災後、政府の「復興構想会議」専門委員に就任。また国連UNISDR(国連国際防災戦略事務局)からの委嘱で、2012年以降「国連防災白書」のコンセプトデザインを担当。「食の万博」ミラノ万博では日本館の展示を企画・監修。J-WAVEナビゲーターも務め、2015年10月から「アーストーク」をホスト。著書に「地球の目線」(PHP新書)、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)、「地球を聴く」(坂本龍一氏との対談;日経新聞社刊)、「新炭素革命」(PHP)など。
REPORTまとめ
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【特別共催イベント】「未開の未来」第9回:総括討論「21世紀の地球基準Base of the Planetを求めて」
2016年7月、東京駅から皇居方面に続く行幸通り地下通路に「丸の内・触れる地球ミュージアム」がオープンした。10月末までの約3カ月、「触れる地球」を5台設置した体験ミュージアム、そして全長220m に…