About

ネクストウィズダムファウンデーションは、これからの社会をより良いものにするヒントとなるであろう古今東西の叡智を探求し、社会にうまく活用できる土台を作っていくべく活動するために設立された一般財団法人です。

VISION STATEMENT

地球を思い、自然を尊び、歴史に学ぼう。

知的で、文化的で、持続的で、
誰もが尊敬され、誰もが相手を慈しむ世界を生もう。

すべての人にチャンスを生み、
共に喜び、共に発展しよう。

私たちは、そんな未来を創るために、様々な分野の叡智を編纂し
これからの人々のために残していこうと思う。

「より幸福な未来を創造するために、世界中の叡智を編纂するNext Wisdom Foundation」

SEEKING OUR NEXT WISDOM

いま多くの人たちは、テレビや新聞、ネットメディアやSNSなどに膨大な時間をとられているが、それらの情報はかなり均質的なものである。そのようなメディアの情報に人生の多くの時間を費やしていると、情報の奥行きがどんどんなくなっていく。

一方、叡智というものは、物事を立体視することで奥行きを発見し、その立体感の中に立ち上がってくるものである。
それらは一面的ではない。領域横断的視点を持ち、クロスリファレンスを行いながら紐解くことが大切である。好奇心をもって世界に向かい、自らの経験、時間、情報、さまざまなリソースと視点から世界を見続けることで、叡智という星座が浮かび上がってくる。

BOARD MEMBERS(こちらは2023年3月解散時点での情報です)

井上高志

代表理事井上高志 株式会社LIFULL 代表取締役社長

1997年株式会社ネクスト(現LIFULL)を設立。インターネットを活用した不動産情報インフラの構築を目指して、不動産・住宅情報サイト「HOME'S(現:LIFULL HOME'S)」を立ち上げ、日本最大級のサイトに育て上げる。現在は、国内外併せて約20社のグループ会社、世界63ヶ国にサービス展開している。個人としての究極の目標は「世界平和」で、LIFULLの事業の他、個人でもベナン共和国の産業支援プロジェクトを展開。そのほか、一般財団法人Next Wisdom Foundation 代表理事、公益財団法人Well-being for Planet Earthの評議員一般社団法人新経済連盟 理事、一般財団法人PEACE DAY 代表理事、一般社団法人21世紀学び研究所 理事を務める。
楠本修二郎

理事楠本修二郎 カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長 /株式会社グッドイートカンパニー 代表取締役CEO

1964年、福岡県生まれ。1988年、早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルートコスモスを経て、大前研一事務所入社。平成維新の会事務局長に就任。2001年、カフェ・カンパニーを設立し、代表取締役社長に就任。“コミュニティの創造”をテーマに、およそ70ブランドを展開する他、地域活性化事業、商業施設のプロデュース等多様な事業を手掛けている。2010年よりクールジャパン関係の政府委員を歴任。(一社)東の食の会、(一社)フード&エンターテインメント協会の代表理事、東京発の収穫祭「東京ハーヴェスト」の実行委員長を務める。
小西利行

理事小西利行 POOL inc. Founder 

POOL inc.ファウンダー。クリエイティブ・ディレクター京都府出身。博報堂を経て2006年株式会社POOLを設立。「伝わる言葉」を掲げ、CM 制作から商品開発、都市開発までを手がける。2017 年プレミアムフライデーを企画、発案し流行語大賞を受賞。日本最大のショッピングセンター「イオンレイクタウン」、一風堂のブランディングを初め、ホテルや商業開発などのプロデュースも行う。また、スタートアップのブランディングも多数行いIPOなどに貢献。広告ではサントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアム・モルツ」、TOYOTA「CROWN CONCEPT」、PlayStation4「できないことが、できるって、最高だ」キャンペーンなど多数。2015年、『伝わっているか?』(宣伝会議)を、2016年『すごいメモ。』(かんき出版)を上梓。
佐藤大吾

理事佐藤大吾 一般財団法人ジャパンギビング 代表理事/NPO法人ドットジェイピー 理事長

73年大阪生まれ。大阪大学法学部在学中に起業、その後中退。98年、若年投票率の向上を目的にNPO法人ドットジェイピーを設立。議員事務所、大使館、NPOなどでのインターンシッププログラムを運営。これまでに3万人の学生が参加、うち約120人以上が議員として活躍。10年、英国発世界最大の寄付サイト「JustGiving」を日本に誘致し、「JustGiving Japan」の運営を開始。12年、株式会社JGマーケティング(現 株式会社LIFULL Social Funding)を設立。国内最大の寄付サイトへ成長させるなど、日本における寄付文化創造にも尽力。
前野隆司

理事前野隆司 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て現在慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。博士(工学)。著書に、『無意識の力を伸ばす8つの講義』(講談社、2017年)、『実践 ポジティブ心理学』(PHP新書,2017年)、『システム×デザイン思考で世界を変える』(日経BP、2014年)、『幸せのメカニズム』(講談社現代新書,2013年)、『思考脳力のつくり方』(角川書店,2010年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房,2004年)など多数。日本機械学会賞(論文)(1999年)、日本ロボット学会論文賞(2003年)、日本バーチャルリアリティー学会論文賞(2007年)、日本創造学会論文賞(2013年、2014年、2017年)などを受賞。専門は、システムデザイン・マネジメント学、イノベーション教育、幸福学など。
原丈人

評議員長原丈人 アライアンス・フォーラム財団(国連経済社会理事会の特別協議資格を有する合衆国非政府機関) 会長、DEFTA Partners グループ会長、 香港中文大学医学部 栄誉教授、公立大学大阪 医学部 特別客員教授、香港中文大学経営学大学院 招聘教授、法務省危機管理会社法制会議 議長

慶應義塾大学法学部在学中から、中央アメリカの考古学研究に打ち込み、27歳までグアテマラやエルサルバドルと行き来して研究に従事。その後、スタンフォード大学経営大学院MBA修士課程、国連フェローを経て、スタンフォード大学工学部大学院で工学修士号を取得する傍ら、在学中に米国発の光ファイバーディスプレー開発メーカーを創業し、企業家として成功を収めた。その後、情報通信から生命科学まで先端技術分野でいくつもの事業を、米英イスラエルで創業し、90年代には、全米第2位のベンチャーキャピタルの経営者となった。今世紀に入ってからは、米国共和党ビジネス諮問会議名誉共同議長、国連政府間機関特命全権大使、アフリカのザンビア共和国大統領特別顧問、ダボス会議(世界経済フォーラム)カウンシルメンバー、STSカウンシルメンバー、アフリカ首脳経済人会議議長、太平洋島嶼国首脳経済人会議議長、イスラム57か国首脳経済人会議議長、中南米カリブ海諸国首脳経済人会議議長などを歴任、日本では、首相諮問機関特別委員、財務省参与、経済財政諮問会議専門調査会会長代理、内閣府参与、法務省危機管理会社法制会議議長等を歴任。アカデミアでは、米国先端基礎医学研究で著名なソーク研究所ボード、大阪大学医学部招聘教授、マレーシア工科大学国際ボードメンバー、香港理工大学国際ボードメンバー、サウディアラビア、UAE,カタール、クウェート、オマーン、バーハレーン6か国が共同で設立したアラビア湾大学院大学国際ボードメンバー、中部大学理事などを歴任、著書は日・米・中にあり、近著では、「『公益』資本主義」(文芸春秋)がある。令和3年に岸田政権が発足した際、「公益資本主義」を理論的な骨格とする「新しい資本主義」が提唱された。基本的思想は、2009年の著書「新しい資本主義」(PHP)に記されている。公益資本主義の考え方は、英語、中国語に訳され、ウオールストリートにも、中国共産党にも大きな影響を与えている。中国政府は国家行政院から、本年度7月、公益資本主義の翻訳版「21世紀の国富論」を出版したので、今後、多くの中国人指導者層に読まれることになるであろう。
竹村真一

評議員竹村真一 京都芸術大学教授、Earth Literacy Program代表

東京大学大学院文化人類学博士課程修了。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。世界初のデジタル地球儀「触れる地球」や「100万人のキャンドルナイト」、「Water」展(07年)などを企画・制作。2014年2月、丸の内に「触れる地球ミュージアム」を開設。環境セミナー「地球大学」も丸の内で主宰。東日本大震災後、政府の「復興構想会議」検討部会専門委員に就任。
生駒芳子

評議員生駒芳子 ファッション・ジャーナリスト、一般社団法人フュートゥラディションワオ代表理事

VOGUE,ELLEでの副編集長を経て、2004年よりマリ・クレール日本版・編集長に就任。2008年11月独立後は、ファッション、アート、ライフスタイルを核として、社会貢献、エコロジー、社会企業、クール・ジャパン、女性の生き方まで、講演会出演、プロジェクト立ち上げ、雑誌や新聞への執筆に関わる。伝統工芸を開発、世界発信するプロジェクト、地方創生の地域プロジェクトに取り組む。内閣府クールジャパン官民連携プラットフォーム構成員、国連WFP(国際連合世界食糧計画)顧問、NPO「サービスグラント」理事、JFW(ジャパンファッションウィーク)コミッティ委員等。
後藤香織

Next Wisdom Foundation事務局長後藤香織

フェリス女学院短期大学卒業後ジャンボジェット全盛期の日本航空にC Aとして入社。ソ連がロシアに、ベルリンの壁崩壊、湾岸戦争、日本ではバブル崩壊を迎えるなど世界が激動する中、国際線に乗務。退社後は、様々なスタートアップの企業のカスタマーリレーションなどの支援役を経験。その間社会のパラダイムシフトを体感したことや子育ての経験から、よりよい未来を作りたいと願い当財団の立ち上げから現在まで女将(おかみ)業に精進する日々を過ごしている。
小柴美保

Next Wisdom Foundation研究員小柴美保

京都大学法学部卒業後外資系投資銀行を経て、働くのこれからを考えるシンクタンクMIRAI INSTITUTEに参画。当財団の立ち上げをし、その後調査・企画を担当。財団の叡智探索をライフワークに、MIRAI INSTITUTEでは、MIDORI.soというシェアオフィスをこれからの働くの実証の場として運営をしている。
花村えみ

Next Wisdom Foundation研究員花村えみ

慶應大学法学部政治学科卒。2006年新卒で入社した投資銀行Citigroup証券、JPMorgan証券ではグローバルな現場で決済業務の自動化など数々のプロジェクトを統括。2014年 大人の学び場「自由大学」の講義受講をきっかけに自由大学経営メンバーとなる。講義のコンセプトづくり、既存講義の活性化編集、コミュニティ運営を担当。自ら企画運営する新しい働き方に関する講義は現在もロングラン定期開催中。2018年社会人学習のコンテンツの制作運営を行う株式会社エイチファクトリーを設立。目から鱗の落ちる 学びづくりに興味をもっている。
石川歩

Next Wisdom Foundation事務局、編集者石川歩

フリーランス編集者・ライター・選書者。モータースポーツ系出版社から不動産ポータルサイトの編集者を経てフリーランスに。主にスポーツ・暮らし関係のメディアで編集と執筆を手がけつつ、分野外の人物インタビューも行う。
清田直博

Next Wisdom Foundation研究員、編集長清田直博

福岡県出身。一橋大学経済学部卒業後、戦車等を扱う重機メーカーに勤務。退社後、武蔵野美術大学大学院基礎デザイン科入学、修士課程修了(MFA)。ライター、エディター、ディレクターとしてクリエイティブの現場で経験を積む。メディアサーフコミュニケーションズ株式会社を経て独立。株式会社博報堂『恋する芸術と科学ラボ』メンバー。3.11後「電源コンセントを抜くと終わってしまう文化」に疑問を持ち、復興支援活動を5年。後に多摩川を遡って檜原村に移住、村役場と都心のコワーキングスペース「みどり荘」で働く。「一人官民連携」「クリエイティブ百姓」を実践中。檜原村役場産業環境課観光商工係観光情報発信担当、第2種兼業農家。
天野恭子

【第1期】研究員(プロジェクトフェロー)天野恭子

大阪府出身。大阪市立大学工学部卒業後、大手総合商社にて勤務。会計部署で数字を通して事業運営を知る経験を積んだ後、再生可能エネルギー関連の事業に従事。国内外の太陽光発電所、洋上・陸上風力発電所の新規開発、運営管理などを行う中で、環境貢献とビジネスの両立の難しさを感じ、外資系コンサルティングファームに転職し、大企業向けにサステナビリティに特化した経営戦略支援を行う。
Jensen Anna Groenkjaer

【第1期】研究員(プロジェクトフェロー)Jensen Anna Groenkjaer

デンマークのビジネスデザインスクールKAOSPILOTを卒業。KAOSPILOT Denmarkでの専門は、組織開発・持続可能な開発・ファシリテーションデザイン・教育デザイン・ビジネスデザイン・コミュニティ・ビルディング。青山の『レフェルヴェソンス』にて調理アシスタント、『スローフードインターナショナル』でイベント支援、『Edible Schoolyard Berkeley』講師などを経て、現在は『TAKIGAHARA NATURE SCHOOL』にて、学びの場を通した食分野の発展を支援している。

OUR MISSION

ある経営者同士の会合に行く為に、バスで山道を2時間、隣同士の席だったことがこのNextWisdom Foundation 設立のきっかけでした。車中、お互いの近況報告もそこそこに、この世界がより良くなるためにはどうしたらいいのか、2人で長い間語り合いました。
私たちが今いる世界は、テクノロジーの発展とともに、いつでもすぐに多くの情報やモノを手に入れることができ、人同士の交流もスマート化され、一昔と比べ豊かな社会になったとも言えます。その一方で、世界では紛争は絶えず、地球規模の環境問題は未だ深刻になるばかり。そしてリーマンショック以降、私たちは利益追求一辺倒の経済活動や大量生産・大量消費の生活に対して違和感を感じ、新たな方向性を模索しはじめているのも事実です。

だから今、私たちに必要なのは、幕末の志士達のように、喧々諤々と自分たちが作り上げる社会について議論をし、行動に移す土台作りをする場、つまり現代の寺田屋が必要だ、と意気投合したのです。

*寺田屋とは…幕末の京都で倒幕派の定宿として栄えた宿。ここに坂本龍馬をはじめ国の行く末を考える多くの武士が集い、夜な夜なこれからの世の中について議論を交わした場所でもある。

社会を見渡すと、私たちが生きる現代社会は複雑化・多様化してきています。これまでスタンダードとされていたモノ・コトが果たしてこれからもスタンダードであり続けるのでしょうか。きっとそうではないように思います。長い人類の歴史、あるいは地球の歴史という時間軸で見てみると、今いわゆるスタンダードとされているものは、一過性なものに過ぎないのかもしれません。先入観を持たず、多面的に世界を見ること、そしてパソコンやスマートフォンでは簡単にアクセスできない、生きた叡智に触れ学びを得ることを私たちは非常に大切に考えています。

代表理事 井上高志
(株式会社LIFULL 代表取締役社長)

これまでのスタンダードがこれからも続くとは限らない世界の中で、長いあいだ普遍的に蓄積されてきたもの、そんな原理原則がこれからより良い未来を築いていく上で重要になってくると思います。それこそが叡智であり、様々な道具をうまく使いこなすためのベースになるようなものです。それらを持っているかどうか、知っているかどうかで、これからの世界の幸福度が変わってくるのではないでしょうか?なので、私たちは、叡智をこれからの未来に向けた羅針盤のようなものだと位置づけています。それを探求していく旅そのものがこの財団のミッションなのです。

叡智を探求する旅は非常に深く広いものです。私たちだけでは成し遂げられないことなのかもしれません。しかし、それらが次のイノベーションの基軸になるのではないのでしょうか。この活動が伝播し、古今東西の叡智が立体視できるようになれば、一辺倒の視点から行動しがちな人間の脆さや恐さを克服できるのではないか、それがこれからの人類、そして地球に生きるものの新しいOSとして機能する日が来ることを楽しみに活動を続けていきます。

代表理事 楠本修二郎
(カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長)

Next Wisdom Foundation

地球を思い、自然を尊び、歴史に学ぼう。

知的で、文化的で、持続的で、
誰もが尊敬され、
誰もが相手を慈しむ世界を生もう。

全ての人にチャンスを生み、
共に喜び、共に発展しよう。

私たちは、そんな未来を創るために、
様々な分野の叡智を編纂し
これからの人々のために
残していこうと思う。

より良い未来を創造するために、
世界中の叡智を編纂する
NEXT WISDOM FOUNDATION