ARTICLES
みなさま、新年あけましておめでとうございます。
Next Wisdom Foundation事務局です。
新年にあたり、当財団の理事・評議員7名に、「ズバリ!2017年注目していること」をインタビュー!そのメッセージをみなさまにお届けし、新年のご挨拶とさせて頂きます。
本年もNext Wisdom Foundationは、100年後の未来にのこしていきたい大切な叡智を探求し、伝え、サポートしていきます。
◆代表理事 井上高志(株式会社ネクスト 代表取締役社長)◆
新年あけましておめでとうございます。
ポケモンGOがブームになり、プロ棋士とAIが戦う将棋電王戦でAIが二連勝して王座につくなど、AIやIoT、AR、ロボティクスの世界が耳目を集め始めた2016年でしたが、2017年は更に進化した世界が広がるのではと期待しています。
今後、それらを活用することで、Living Anywhereを実現させたいと考えています。
昨年末のSmall Gatheringで、Mistletoeの孫泰蔵さん、慶應大学の前野先生とディスカッションをしましたが、Living Anywhereとは、簡単に言うと、自由に、何の条件も制約もなく、好きなところに住める社会を創りだすということです。
その実現のためには、人工光合成やアクアポニックス、自動運転カーやVRなどの先進技術を更に高める必要があります。
誰もが自由に暮らせるようになることで、資源や水を巡っての戦いがなくなり、世界平和にもつながると考えています。
2017年の終わりには、更に世界が平和に近づいていることを祈りつつ、新年の挨拶とさせていただきます。
本年もよろしくお願い致します。
◆代表理事 楠本修二郎(カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長)◆
皆さま、明けましておめでとうございます。
20世紀を象徴するイデオロギー的二次元対立の起点となった事件・ロシア革命から100年の今年は、果たして、世界的な対立軸の多様化に向かってしまう年として、歴史に刻まれることになるのでしょうか?
それは、僕たち、今を生きる世代一人一人が、未来に対する責任を胸に秘めて、答えを出していかなければならないのだと思います。
21世紀のcommon senseは、まだ誰も知らない。20世紀のcommon senseが、次世代のそれとは限らないとすれば、それを探求するコミュニティを創り、未来をloveでpeaceなものにしていくために今何が必要なのかを学びたいとの願いから、当財団を設立して間もなく3年、皆様と多くの叡智を探求する旅をご一緒させて頂いた事に、厚く御礼申し上げます。
さて、今年、世界が分断と不寛容の時代に向かうとすれば、まずは一個人としても、今まで皆様にご指導頂いた叡智を元に、サステイナブルな社会の実現に向けて、具体的アクションに起こしていく一年にもしていきたいと思うのです。今年も変わらぬご指導の程、よろしくお願い致します。
◆理事 佐藤大吾 (一般財団法人ジャパンギビング代表理事、NPO 法人ドット ジェイピー 理事長、株式会社JGマーケティング代表取締役)◆
あけましておめでとうございます。
2016年は4月の熊本地震をはじめ、6月北海道、10月鳥取県、そして12月茨城県と震度6以上の地震が合計で10回起きました。
これは東日本大震災があった2011年の9回を上回る数字であり、地震活動が非常に活発な1年となりました。
地震がいつどこで起きるのかを予測するのは大変難しく、発災時には必ず大きな混乱が起きてしまうため、今年さらなる発展が予想されるAI、IoT、AR、ロボットといったテクノロジー領域には防災・減災の面からも期待を寄せたいと思います。とはいえ、2017年の終わりには、「今年は何も起きなくてよかったね」と言えることを祈りつつ、新年のご挨拶とさせていただきます。
◆理事 小西利行(POOL INC.CEO)◆
謹賀新年!
皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年は新しい技術の台頭が目まぐるしく、その驚きと楽しさで一年が過ぎちゃった感じがしました。その反省も踏まえ、今年の僕のテーマは「感動回帰元年」としました。振り返れば、昨年ヒットした映画たちは、どれも「感じて動く」ものばかり。結局、人は、感じて動きたい生き物なのでしょう。
そこで、今年はテクノロジーに惑わされず、人間の根本である「感動」を見つめ未来と対峙していきたいと思うのです。だって、AIだろうが、VRだろうが、人を幸せにするのは人を感動させるアイデアだけですからね!というわけで、今年は凄いテクノロジーもちゃんと学びつつ、歴史、哲学、文学、芸能のすべてを通じて、何をすれば感動できるのか、その答えを探り出すきっかけにしたいと思います。
2017年、皆さんに感動できるモノゴトが多く起こることをお祈り申し上げます。
◆評議員 原丈人(DEFTA PARTNERSグループ会長、内閣府本府参与兼経済財政諮問会議 専門調査会会長代理、アライアンス・フォーラム財団代表理事)◆
21世紀には、英米型の強欲資本主義(株主資本主義や金融資本主義)は、自ら変わっていかざるを得ないとみています。今世紀は、「会社は社会の公器である。」と考える「公益資本主義」が世界に広く深く定着することは間違いありません。私は英米イスラエルでの長年にわたる事業経営活動を通じて株主資本主義(金融資本主義)は、GDPの総和は増やすことができても、富の二極分化を助長しこれによって中間所得層が弱体化することを招くので民主主義も機能不全に陥ると強く感じていました。
昨年起きた英米国民の政治的投票行動にも、毎年世界のどこかで起きる金融危機にもこの後遺症が出始めていると感じています。中でも株主資本主義といった間違った考え方が、これから30億人もの人口増が起きるアフリカはじめ途上国で広がるようになれば、激増する貧困層が不満のるつぼとなり地球社会は大きく不安定になっていくと考えます。
こうした中で、安倍総理も、2016年12月5日に行なわれた国会答弁でこれからの世界において公益資本主義が大変魅力的な考え方であると明言しました。
今後、こうした考えが世界に広がれば、地球が平和で豊かになる必要条件が満たされることに一歩近づくと信じています。
◆評議員 竹村真一(京都造形芸術大学教授、Earth Literacy Program代表)◆
台風は海をよみがえらせる。
日本の豊かな国土は火山噴火と洪水の恵みである。
我々の社会はときに悪魔を召喚せねば祓えぬほどの病を抱えることがあることを、世界の精神的伝統が教えてくれる。
本当に向きあうべき敵はどこにいるのか?それは鏡に映った自分の姿なのではないか?
そういうことを考える時期に、世界は入ってきたように思います。
しっかり引き受けて、どう「経過」させるかが大切です。
◆評議員 生駒芳子(ファッション・ジャーナリスト、一般社団法人フュートゥラディションワオ代表理事)◆
新年あけましておめでとうございます!
宇宙船地球号は、2017年、どちらに向かって舵をきるでしょうか? いや、舵をきるのは、私たち自身です。未来はやってくるものではなく、自分たちの手で作るもの、という言葉がありますが、まさにいまこそ、未来を自分たちで手作りする時がやってきました。仕事を通して、生き方を通して、発言を通して、さまざまなメッセージを発し、アクションを起こすことは可能です。
いまこそ、人類の叡智のアーカイブ、アカシックレコードを現代、未来に接続して、知的で豊かな地球をクリエイションして行きましょう! 2017年はさらに、NEXT WISDOM FOUNDATION の活動にご注目ください!
本年もNext Wisdom Foundationをどうぞよろしくお願いいたします。