EVENTS
OVERVIEWこんなイベント
ゲームの世界では、仲間や敵がAIで動くようになっています。実は、ゲームの領域は実社会よりもAI技術がめざましく進化しています。さらに、そのAIで動く仲間や敵が、感情や認知を持つということに対しても研究と実装が進んできています。
今回は、その第一人者であり、AI開発の根源に哲学をおいている三宅洋一郎さんをゲストに、当財団理事で幸福学の研究をしている前野隆司と、「AIも幸福感はあるのか?」について迫ります。
GUEST
【ゲスト】
日本デジタルゲーム学会 理事
三宅 陽一郎
京都大学で数学を専攻、大阪大学大学院理学研究科物理学修士課程、東京大学大学院工学系研究科博士課程を経て、人工知能研究の道へ。ゲームAI開発者としてデジタルゲームにおける人工知能技術の発展に従事。国際ゲーム開発者協会日本ゲームAI専門部会チェア、日本デジタルゲーム学会理事、芸術科学会理事、人工知能学会編集委員。著書に『人工知能のための哲学塾』 『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『人工知能の作り方』(技術評論社)、『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』(マイナビ出版)、『<人工知能>と<人工知性>』(iCardbook)、共著に『絵でわかる人工知能』(SBクリエイティブ)、『高校生のための ゲームで考える人工知能』(筑摩書房)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)、監修に『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)、『マンガでわかる人工知能』(池田書店)、『C++のためのAPIデザイン』(SBクリエイティブ)などがある。Twitter @miyayou
【ゲスト】
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
前野隆司
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、ハーバード大学訪問教授等を経て現在慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長兼任。博士(工学)。著書に、『無意識の力を伸ばす8つの講義』(講談社、2017年)、『実践 ポジティブ心理学』(PHP新書,2017年)、『システム×デザイン思考で世界を変える』(日経BP、2014年)、『幸せのメカニズム』(講談社現代新書,2013年)、『思考脳力のつくり方』(角川書店,2010年)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房,2004年)など多数。日本機械学会賞(論文)(1999年)、日本ロボット学会論文賞(2003年)、日本バーチャルリアリティー学会論文賞(2007年)、日本創造学会論文賞(2013年、2014年、2017年)などを受賞。専門は、システムデザイン・マネジメント学、イノベーション教育、幸福学など。
REPORTまとめ
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AIの幸福論:煩悩のないAIと煩悩にとらわれる人間(日本デジタルゲーム学会理事 三宅陽一郎×幸福学研究者 前野隆司)
ゲームの世界では、仲間や敵がAIで自律的に行動します。ゲームの領域では、実社会よりもAI技術がめざましく進化するだけでなく、そのAIで動く仲間や敵が、感情や認知を持つことに対しても研究と実装が進んでき…