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OVERVIEWこんなイベント

「人間らしさ」とはなんでしょうか? Next Wisdom Foundationでは、昨年度「AIが社会基盤になるからこそ必要な叡智は何か?」をテーマに探求し、議論の場を作ってきました。
その結果、私たちが次に浮かんだ疑問は、いったい人間とはなんなのか? といこうことでした。 今年は、それをテーマに“人間らしさをかたちづくるもの“を探していきます。きっとそれは人類の叡智とも言えるのではないか、という仮説のもとで……。

第1回は、人類発祥の地アフリカから祖先の拡散の足取りを辿る旅『グレートジャーニー』を続ける探検家・人類学者・医師の関野吉晴さんをゲストに、好奇心は人間らしいのかどうか、探検することへの動機やグレートジャーニーを通じて見えてきた人間像、文化圏の違う人々との関係や自然との対峙について、そしてこれからの世界について語っていただきます。

GUEST

【ゲスト】
探検家・人類学者・外科医
関野吉晴さん

1949年1月20日東京都墨田区生まれ。
1967年都立両国高校卒業。
1975年一橋大学法学部卒業。
1982年横浜市立大学医学部卒業。

一橋大学在学中に同大探検部を創設し、1971年アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。
その後25年間に32回、通算10年間以上にわたって、アマゾン川源流や中央アンデス、パタゴニア、アタカマ高地、ギアナ高地など、南米への旅を重ねる。その間、現地での医療の必要性を感じて、横浜市大医学部に入学。医師(外科)となって、武蔵野赤十字病院、多摩川総合病院などに勤務。その間も南米通いを続けた。

1993年からは、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行する旅「グレートジャーニー」を始める。南米最南端ナバリーノ島をカヤックで出発して以来、足かけ10年の歳月をかけて、2002年2月10日タンザニア・ラエトリにゴールした。

2004年7月からは「新グレートジャーニー 日本列島にやって来た人々」をスタート。シベリアを経由して稚内までの「北方ルート」、ヒマラヤからインドシナを経由して朝鮮半島から対馬までの「南方ルート」を終え、インドネシア・スラウェシ島から石垣島まで手作りの丸木舟による4700キロの航海「海のルート」は2011年6月13日にゴールした。

1999年 植村直己冒険賞(兵庫県日高町主催)受賞
2000年 旅の文化賞(旅の文化研究所)受賞
2013年3月16日〜6月9日 国立科学博物館(特別展)「グレートジャーニー・人類の旅 ~この星に、生き残るための物語。~」
現在、武蔵野美術大学教授(文化人類学)

REPORTまとめ

Next Wisdom Foundation

地球を思い、自然を尊び、歴史に学ぼう。

知的で、文化的で、持続的で、
誰もが尊敬され、
誰もが相手を慈しむ世界を生もう。

全ての人にチャンスを生み、
共に喜び、共に発展しよう。

私たちは、そんな未来を創るために、
様々な分野の叡智を編纂し
これからの人々のために
残していこうと思う。

より良い未来を創造するために、
世界中の叡智を編纂する
NEXT WISDOM FOUNDATION