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■お知らせ■ NWFは2023年3月末日をもって活動を終了します。
What We Have Done Next Wisdom Foundation Chronicle 2014-2023
NWFは2023年3月末日をもって幕を閉じ、特定非営利活動法人ミラツクに事業とスタッフが合流し、新たに活動を開始することになりました。
2014年の活動開始以来、総勢約200名の方々に取材やトークイベントにご登壇いただき、各回でたくさんの参加者・読者の皆さまにお会いできました。今までNWFの活動を見守り、気にかけてくださった全ての皆さまに感謝しています。
NWFのはじまり
NWF元年2014年。情報量が多大になる現代に於いて、短期的思考と数量化の優先が地球社会に負をもたらしてしまう可能性さえあるのではないかという問題意識を持ち、その打開策として「叡智を探究しアーカイブしていく財団」の必要性に行き着きました。NWF代表理事の井上高志は、「インターネットでは探せない、簡単な言葉では表現しきれない暗黙知を叡智として磨いていき、100年後の未来をつくっていけるような行動を起こしていく」と、NWFの方向性を示しました。
私たちの活動は「叡智という星座を浮かびあがらせる」こと
「NWFの問題意識となぜ今叡智を探求するのか」、NWFの評議員で文化人類学者の竹村眞一さんがインタビューで話した内容にまさに言い表されています。
『今多くの人たちは、テレビや新聞、ネットメディアやSNSなどに膨大な時間をとられていますが、それらの情報はかなり均質的なものです。そのようなメディアの情報に人生の多くの時間をとられていると、情報の奥行きがどんどんなくなっていく。一方、叡智というものは、物事を立体視することで奥行きを発見し、その立体感の中に立ち上がってくるもの。だから、同じ平面でたくさんのものを見ていても、叡智を見つけることができません』
『叡智という星座を浮かび上がらせるためには、もちろん自分の経験というのが1番のベースになりますが、自分の経験でないものですら、星座をつくるための一つの星になり得ます。だから、叡智に近づくためには、とにかくクロスリファレンスし続けること。情報ソースを1つか2つを適当にコピペするのでなく、好奇心をもって世界に向かい合い、さまざまなリソースと視点から世界を見続けることで、初めて叡智が浮かび上がってくるのです』
NWFの活動は「叡智とはこういうものである」と決めてかかるのではなく、「叡智らしきもの」を領域横断的に探しに行き世の中にどんどん提示してみる、という姿勢で進めました。読み手の数だけ多様な[繋がりから発見するものの見方] が生まれてほしい。それが私たちの願いでした。
NWFが持った問題意識の変遷と取材/トークイベントの一覧をチャートにまとめました。
※以下リンクよりダウンロードいただくことができます。
NWF活動のまとめ(What We Have Done Next Wisdom Foundation Chronicle 2014-2023)
What We Have Done Next Wisdom Foundation Chronicle 2014-2023
Next Wisdom Foundationは、皆さまの支えによって「三度の飯より叡智が好き」というメンバーで10年間活動してきました。本当にありがとうございました。
そして、これからのNWFのはじまりに立ち合い、見守り、参加してくださることを心からお待ちしています。
最後に、皆さまがこれからも心身健やかに過ごされることを、NWF関係者一同、願っています。
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