EVENTS
OVERVIEWこんなイベント
いま私たちは電気・ガス・ガソリンなどのエネルギーに頼って生きています。携帯とパソコンの充電を常に気にして、電源が切れたらお手上げ状態はよくあることです。私たちは、行動の自由度は増しているのにエネルギーというグリッドに縛られているのが現実です。どうしたらエネルギーの制約を受けすぎずに、暮らすことができるのでしょうか。
さらに、電気のほとんどは化石燃料から生み出されています。衣料も石油からつくられる化学繊維で、食品や医薬品の中には石油由来のものも多いのが現実です。化石燃料を燃やすことがCO2の増加と地球温暖化や気候変動の大きな原因になっていると言われているし、石油利権を巡る紛争や戦争も起こっています。私たちの生活の根っこには、「石油依存」という大きな問題があります。
今回は、エネルギーとそれに関連する環境問題の現状や、これからのエネルギーのあり方について、現在の最先端の研究・暮らしの知恵・政策的側面など、多方面から考えるきっかけになる場を作ります。
Next Wisdom Foundationでは、全6回にわたり「オフグリッドの世界と、その可能性」をシリーズ化してイベントを開催してます。「モノ」や「コト」が国境を越えてシームレスに行き来する中で、わたしたち「ヒト」はこれからの技術進化によりどこまでGRIDから解放されるのか。テクノロジーという観点だけでなく、思想、文化、エネルギー、環境等あらゆる視点から考察し、そのために必要になるであろう叡智を掘り起こしていきます。
GUEST
【ゲスト】
特定非営利活動法人R水素ネットワーク
【ゲスト】
東京大学大学院工学系研究科、化学システム工学専攻・教授
堂免 一成氏
1976 年東京大学理学部化学科卒業、
1982 年東京大学大学院理学系研究科化学専攻博士後期課程修了。理学博士。 1982 年東京工業大学資源化学研究所助手、その後、助教授、教授を経て、 2004 年 3 月から現職。
現在の研究テーマは、(1)水の可視光分解用光触媒の開発、(2)新規な触媒材料の開発(メソ ポーラス材料,ナノシート等)、(3)表面反応ダイナミクス。 光エネルギーを化学エネルギーに変換することを目的とした光触媒を中心に、高い機能を 持った新しい触媒の開発を行っている。太陽光と水のみから水素を作ることができれば、真 にクリーンで再生可能なエネルギー源となるので、人工光合成型反応を実現するための光 触媒システムの開発に取り組んでいる。
受賞歴:2007年 触媒学会賞(学術部門)「水分解光触媒の創成」 2011年 日本化学会賞「水を分解するエネルギー変換型光触媒の開発」 論文数:700報
http://www.chemsys.t.u-tokyo.ac.jp/laboratory_domen-kubota.html
【ゲスト】
国際環境経済研究所所長、常葉大学教授
山本隆三氏
香川県生まれ。京都大学卒、住友商事入社。石炭部副部長、地球環境部長などを経て、2008年、プール学院大学国際文化学部教授に。
2010年4月から現職。財務省財務総合政策研究所「環境問題と経済・財政の対応に関する研究会」、産業技術総合研究所「ベンチャー評価委員会」、21世紀政策研究所「ポスト京都議定書プロジェクト」、経済産業省「産業構造審議会環境部会 地球環境小委員会 政策手法ワーキンググループ」委員などを歴任、現在経済産業省地球温暖化対策普及等推進事業審査委員会委員、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)技術委員、「JCM実証事業審査委員会」委員、日本商工会議所及び東京商工会議所「エネルギー環境委員会」学識委員、国際環境経済研究所所長、財務省東海財務局財政モニター等を務めている。
http://ieei.or.jp/
REPORTまとめ
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非公開: 「オフグリッドの世界と、その可能性」~エネルギー編~
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もう再エネは無視できない! 世界の潮流に乗り遅れる日本
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エネルギーを通して考える 未来に残すべき地域と日本の姿
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