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「経済=「経世済民: 世を経(おさ)め民を済(すく)う」という補助線を「叡智」に引き、ケイザイ祭という形でカンファレンスを年に1回開催しました。
ピケティ『21世紀の資本』が刊行されたタイミングで財団研究員で読書会を行い、経済活動から私たちの生活の変化、さらには地球環境への変化等について、経済を補助線にすることが、叡智探求への大きなヒントになるだろうという認識を持ったことが背景にあります。
2015年は、スモールビジネスやコミュニティというキーワードが社会で飛び交う中、売上右肩上がりの思考から新しい循環の仕組みについて検討するような機会や事例が増えてきていました。里山資本主義や小商いの現状など、実際に活動している方々をゲストに、「青空ケイザイ祭〜大きくなる新しい経済のうねり〜」と題して、新しい取り組みについてセッションを行いました。
2016年は、風営法の改正やナイトメイヤーというキーワードをテーマに、夜の経済の可能性をテーマに「踊る!ケイザイNight ~夜に花開く文化と経済~」という名の下にカンファレンスを開催。古代洞窟から始まった文明から始まり、文化と経済の共存の可能性について議論を行いました。
2017年は、ブロックチェーンや仮想通貨の話が出てくるタイミングで、フィンテックへの関心が高まってきた年でした。そこで、私たちは一体お金とは何かという根本を問う「まわるケイザイ大YEN会〜お金がまわれば経済がまわる。お金が変われば世界が変わる〜」を開催しました。
2018年は、「AIが社会基盤となるからこそ必要であろう叡智」という大テーマを掲げ探求していく中、人が働かなくてよくなる未来が来るのだろうかという問いが生まれました。では、人間にしかできないことはどういうことなのか。はたまた働くとは一体どういうことなのか。働くの過去、現在、未来と3パートに分けて問いへのヒントを探りました。
2019年は、2018年の大テーマから発展し、「AI時代の人間らしさ」を大テーマとし、一体AIと人間との違いは何か。人間しかできないことは何か、人間とは何かという問いを探求していきました。ケイザイ祭では、人間だからこそ考えるのではないかという「利己と利他」と「経済」の関係に迫っていきました。日本の古くからの「三方よし」の経済や考え方を現代に置き換えて考えてみました。
踊る!ケイザイNight ~夜に花開く文化と経済~
Part1「夜の経済ナウ」
https://nextwisdom.org/article/1716/
Part2「人類の発展と夜のカンケイ」
https://nextwisdom.org/article/1729/
Part3「街と文化とカネ」
https://nextwisdom.org/article/1741/
『まわるケイザイ大YEN会』お金がまわれば経済がまわる。お金が変われば世界が変わる
Part1 なぜ人類は「お金」という概念を生み出したのか? 私たちの生活を支える、貨幣経済が誕生した理由
https://logmi.jp/business/articles/257780
Part2 トップ100人とボトム40億人の資産価値は等しい––通貨の成り立ちから、お金が抱える構造的問題を考える
https://logmi.jp/business/articles/257999
Part3 物々交換から貨幣経済へ お金の歴史から学ぶ、資本主義の誕生とともに私たちが失ったもの
https://logmi.jp/business/articles/258071
ケイザイ祭 Vol.4 〜WORK IS OVER!?〜
Part1 「働くの現在」〜働くことで経済は動く〜
https://nextwisdom.org/article/3629/
Part2 「働いていたのか? 過去」〜労働観の変遷〜
https://nextwisdom.org/article/3629/
Part3 「働くのか? 未来」〜働くの未来〜
https://nextwisdom.org/article/3638/
ケイザイ祭vol.5〜三方良し〜
イントロダクション「ホモ・サピエンスと三方良し経済〜互恵・再配分〜
https://nextwisdom.org/article/4039/
Part1「経済合理性と三方良し経済〜経済合理性と利他の関係〜」
https://nextwisdom.org/article/4025/
Part2「シェア経済と三方良し経済〜シェアは三方良しか〜」
https://nextwisdom.org/article/4051/